思い出の場所
むかぁ~し、ボクが小さい頃、浅虫温泉に親に連れてきてもらったことがある。
キティランド(後のワンダーランド)という浅虫の遊園地の裏に裸島という島がある。
「裸島伝説」
むかし里で母親が幼いわが子を木陰に寝かせて畑仕事をしていた時、一羽の大鷲が飛来、眠っている幼児をさらって裸島の頂上に下ろしてはねを休めた。気付いた母は狂乱し、素手で岩を登ろうと必死に岩肌ををひっかいた。元来平坦な岩だった裸島もその際側面が欠き削られ、母親の血が染まって今の形になったと言われる。母の愛情の貴さを物語る島となっている。
画像の通り、干潮になれば歩いて島へ渡ることができる。
太宰治についてもこの島へ歩いて渡り、寝て起きた時には満潮で泳いで帰ってきたという言われがある。
ボクも幼い頃、ここでよく泳いだり、磯カニを取ったりしていた。
未だにボクのアルバムにはこの岩場でウルトラマンの「スペシウム光線」のポーズをした写真や、志村けんの「アイーン」をしている写真がある。
近隣には↓こんな岩場も↓
今は東北大学の海洋研究所になっているが、むかしは水族館があった。
この岩場は水族館で活躍してくれた魚たちや、イルカたちを海に帰す場所だったとか。
人工海浜公園(サンセットビーチあさむし)ができたことで、浅虫温泉に来てくれる方は増えた。
しかし、ボクの思い出の場所は今は廃れてしまって、少し淋しさを感じる。
なんとか活性化事業でまた盛り上げたいものだ。
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