ごじ ですよっ。
それは、行くあてもない旅だった。
都会の喧噪から
逃れるかのように飛び乗った
電車のアナウンスで、「浅虫温泉」という
駅名を耳にし、気がつくと電車を降りてしまっていた。
人影もない殺風景なホーム。それでも、どこかしら、ぬくもりを感じさせる、
まるで、自分の生まれ故郷にでも帰って来たかのような、懐かしい雰囲気の駅。
改札を出てから
辺りを見渡すと、左側に
あずま屋らしき建物が見えた。
吸い寄せられるように、足が向いて行く。
察するに、私と同じ
首都圏から来たのであろう
観光客らしき人達が数名、座っている。
なるほど、足湯だ。
肩を並べ、語りあい、笑いあう光景に
都会では薄れてしまった、人とのふれあいを見た気がした。
体だけでなく、
心まで、温まったような気がして、
ふと、空を見上げると、白鳥が群れをなして、飛んでいる。
あっという間に、西の空へと遠ざかっていく。
自然が、すぐ身近にあるって
いいもんだと思えた。
白鳥の群れを眺めるうちに
誰だって、一人で生きてるんじゃない。
確かに、仕事に追われ、ちょっと疲れていたけれど、
「また、元気に頑張れそうな気がする」と、そう思えるようになってきた。
ふらりと訪ねた「浅虫温泉」。
降りてみるまで、こんな温泉地があることを、知らずにいた。
決して忍苦…
あぁっ、打ち間違えた…
せっかく、カッコ良く、小説仕立てに
浅虫温泉をPRしてきてたのに、ここまで来て、
人気って打ったつもりが にんくの変換で忍苦 だよ…ダメじゃぁん。
文中、一生懸命 ごじ を探して下さった方、
ここです。ここが 誤字 ですよっ。
ともかく、
人気と忍苦
文字は間違っても、
浅虫温泉が、人を元気にしてくれる
ってのは間違ってないので 「ちょっと疲れちゃったよなぁ~」
なんて時、足湯に来たり、泊まって温泉につかったりして行ってくださぁ~い
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